スタッフブログ・家づくりコラム
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2017.3.11
木のこと
みなさん、こんにちは。本社工事部の森です。今回は木材について書かせていただきます。 木材には針葉樹と広葉樹に分けられ、針葉樹は"杉"や"ひのき"などを「ソフトウッド」、広葉樹は"ナラ"や"ケヤキ"などを「ハードウッド」と呼ばれています。 針葉樹と広葉樹の特徴です。 ソフトウッド(針葉樹) メリット:軟らかいので加工性が良い 比較的安価デメリット:傷がつきやすい、水を吸いやすい ハードウッド(広葉樹) メリット:耐候性・耐久性が良いデメリット:非常に硬いので加工性が悪く高価 先日のニュースで、ソフトウッドをハードウッドに変えるという記事がありました。ソフトウッド(針葉樹)の細胞壁に特殊な薬剤を加圧注入することにより、木質成分の一つヘミセルロースが増えた状態になり、ハードウッド(広葉樹)のような固い材質になるようです。 その結果比重が何十%も高くなり、木質は硬く、曲げ強度も上がり寸法安定性が増すことになります。この技術をケボニー化技術と言います。このケボニー化技術は世界の天然広葉樹林を守るだけでなく、林業界・木材業界にイノベーションを起こせるかもしれない技術です。 なんか堅苦しい文章になってしまいましたが、ウッドデッキの材料を何にしようか探していた時にたまたま見つけた記事でした。 本社工事部 森 -
2017.3.11
そのコンセント大丈夫ですか?
お久しぶりです。三昭堂の黒河です。今お使いの電気器具(家電)で、取付してから一度もコンセントプラグを抜いていないところはありませんか家具の裏側や冷蔵庫上のコンセントプラグはどうなっていますか?・・・ホコリ溜まっていませんか? まだ空気が乾燥しているうちに、掃除しましょう!梅雨時期になるとホコリに湿気がついてしまい、漏電の原因・火災の発生につながります。 これを「トラッキング」といいます。トラッキング防止するには「ブレーカーを落す(切る)」か「コンセントプラグを抜く」ですが、これは現実的にできませんよね。なので、トラッキング防止カバーがホームセンターでもお値打ちに売っています。 (約500円です)コンセントプラグの形状によって使用できないことがありますので、一度お店の方に聞いて購入すると安心です。インターネットでも購入できますから、一度使ってみてください。 ついでに、「コンセントプラグがグラグラする」や「コンセントプラグが熱くなっている」などで接触不良で発熱して火災につながることもあります。接触不良であれば、効率が悪いので電気代や時間が余計にかかります。 長年使用しているコンセントや、頻繁に抜き差しするコンセントは交換も考えてみてください。コンセントは電気工事業者に依頼して交換してください。当社でも請けておりますので相談してみてください。火事だけは怖いので、みなさん気を付けてくださいね。 建設工事部 黒河 -
2017.2.14
少し変わったお城
こんにちは!工事部の春日井です。 今回は今治城についてご紹介したいと思います。このお城は愛媛県の今治市にあります。 このお城の変わっているところは、お堀が海に隣接しており、水路で今治港とつながっているところです。潮の満ち引きに応じて海水が出入りして水位が変わり、海水魚がたくさん泳いできます。 こちらが海とつながっている通路です。 こんなお魚たちが住んでいます。また、堀底から真水が染み出している場所があり、そこには淡水魚のミナミメダカも泳いでいるとのことです。今治城の堀は、海と川の生き物が同居する大変珍しい環境になっています。 こちらが天守です。残念ながら今治城は内堀と石垣はほぼ江戸時代のものが残っていますが、天守はコンクリート製の再建天守です。明確な資料が少ない為、模擬天守になっています。 愛媛県に行く機会があったら、是非立ち寄ってお堀で魚を探してみてください。 建設工事部 春日井 -
2017.2.7
祝!上棟!
こんにちは!工事部の前田です。三昭堂に入社してもうすぐ3度目の春を迎えます。実は先月のイベントから、来年度の新入社員がちらほらと紛れてイベントにお手伝いに来てくれており、時折上司からプレッシャーを感じます・・・ひええ・・・ そんな私は現在、分譲住宅の工事を担当させて頂いています!今回は丁度上棟を迎えましたので、『新築住宅の上棟』についてご紹介します 上棟(じょうとう)とは、棟上(むねあげ)、建前(たてまえ)とも言いますが、家を建てるとき、柱や梁などの骨組みが出来て、棟木(むなぎ)を上げることです。 三昭堂ではほぼ1日で屋根の雨仕舞いまでを行いますので、たったの1日でどどんと家の形になってしまいます。初めて見学した時はそれはもう感動したものです・・・新築を建てる多くのお客様も感動される素敵な1日です それでは、見所を交えつつ上棟の紹介を行っていきます 上棟の日は朝の8時から作業が始まります。夏は涼しくて良いのですが、冬は寒いです・・・しかし天気は気持ちの良い快晴に恵まれました 上棟を行う前には事前に仮設の足場を組んでおきます。昔は足場なんて便利なものはありませんでしたが、現在では安全・効率的に作業を行うために欠かせません上棟開始前はお客様と工事・営業・設計担当が集まり、職人さんと一緒に上棟挨拶を行います。 それでは上棟スタートです三昭堂では上棟日までに1階の床張りは完成させておくので、当日は1階の柱から始まります。今回は大工さんが4人とレッカーさんの5人で上棟。1階の柱や梁を床の上に並べつつ、大工さんの手により次々に柱が立てられていきます。 構造躯体はほぼプレカット加工済みの材料を使っています。材料には名前や印でどこの部材か分かるようになっています。『はふ』とかわいらしく書いてある部材は、屋根の一部漢字では勇ましく『破風』と書きます 床・梁・柱などの位置を示す記号は番付と言い、『いろは歌』と数字が使われています。現代は設計図面などもX,Yなどの記号が使われていますが、建築金物の仕様の記号にもいろは歌が使われたりして古くからの伝統を今も受け継いでいる部分もあるんですね 柱が立つと次は外周から順に梁を通していきます。梁をパズルのように順番を考えて指示を出す司令塔と、大きな槌を使い他の2人がチームワーク良く組んでいきます。『次、い通り行きまーす!』と司令塔の掛け声。『はーい』と大工さんの返事、そして梁や柱を叩く大きな音が辺りに響きます。 縁の下の力持ち、レッカーさんの巧みなコントロールがわずか1日での上棟作業を可能にさせます!宙に吊った材料は電線や足場を華麗に避け指示通りの位置へ。司令塔が無線とハンドサインで指示を出しています。 梁組みが終わると今度は2階の床パネルを張っていきます。床パネルは結構重たいのですが、大工さんは軽々扱います。階段部分は吹き抜けになってしまうので、落ちて怪我をしないように仮の床を張り安全対策もバッチリです 床を張り終わる1階と同様に材料を配り、柱・梁を組みます。大工さんは何mもある重たい梁も一人で運んでしまいます。どんだけ力持ちなんでしょうか・・・ 床の凹の部分に柱の凸部分を合わせて揺らしながら嵌めます。大工さんたちが柱をゆらゆらと揺らしている姿はちょっと・・・、ちょっとだけ面白いです。ほんとにちょっとだけですよ!この時以外は職人さんはどんな作業も格好良いです 2階で作業をする傍ら、1階では建物のゆがみを確認中。柱に付けた防風下げ振りという道具で確認し、仮の筋交いを入れて固定していきます。家をまっすぐ建てるのに重要な作業です。司令塔のゆがみを確認する姿もほら、キマってるでしょ? 梁を組んだら次は屋根の勾配の部分を組んでいきます。ここでは水平器を使ってゆがみを確認し、直していきます。ゆがみ確認中の写真に写っている白いネットは、落下防止の為の安全ネットです ゆがみを正したら屋根にかかります。屋根の下地となる垂木という部材を組んでいきます。レッカーの作業に障害となる部分は足場を開けているので、このように安全ネットを張って落下防止しています 屋根の作業中、内部では柱の間に筋交いを入れたり、金物を取り付けたりして構造を完成させていきます1階の床や柱・梁などの各部材はズレたり抜けたりしないように様々な金物でしっかり固定させています。 垂木の次は屋根の下地となる合板を張っていきます。なんと!屋根の棟部分に隙間が開いていますこれはプレカットミス・・・ではもちろんありません。小屋裏の換気を行うための開口になっています!住宅の天敵である結露から家を守る役目を果たします 下地板の上に防水のシートを張っていきます。雨が入らないよう、規定の長さを被せて施工していきます。屋根工事が入る前に飛んでいかないように固定し工事完了 最後に雨が入り込まないよう、外壁面にブルーシートをぴったりと貼っていきます。これで本日の作業は終了です後日足場の業者がしっかりと足場を組み、外側を囲うと、ようやく街中で見かける工事現場の風景の出来上がりです 基礎のコンクリートしかなかった空間に、1階床の施工も合わせたった数日でここまで出来上がります。着工すると、工事は本当にあっという間に進みます。完成まで、私たち現場監督は何度も何度も足を運び、現場を作り上げて行きます。同じ家は二つとありません。毎日色んな事があります・・・素敵な家を建てれるように日々勉強中です! さて、工事が進んでいくにつれ、この構造躯体は徐々に壁に隠れてしまいます。家を建てる前はなかなか見ることの出来ない構造ですが、当社では『構造見学会』というものも開催しています。三昭堂の誇る耐震抜群の構造が丸々見られる貴重な機会です。三昭堂の一宮にある本社すぐ近くで今度開催しますので、是非見学してみてはいかがですか? 建設工事部 前田 -
2017.1.29
お家のクリーニング
お久しぶりです本社工事部の榊原です寒さが続く中、皆様、いかがお過ごしでしょうか? 私は、先日お休みを頂いた際に、自宅と自分の車の清掃をしました。今回はサッシの溝掃除をしましたが、今までは手間ひまがかかって、寒いこの季節ではもう耐えられません。 しかし、世の中には手間ひまをかけずにサッシの溝掃除をすることができるという便利グッズがあるという。。。その名は、ペットボトルブラシです使い方は簡単です。ペットボトルを用意し、水を入れてブラシのキャップを締めます。ポンプを押し引きして圧力をかけて、ボタンをプッシュするだけで、水がジェットのように飛び出します。あとは、ブラシで埃や汚れを取って、ティッシュペーパーで拭くだけ ペットボトルブラシのおかげで、サッシのすき間の落ちにくい汚れなどをきれいに落とすことが出来ました ホームセンターなどで購入できますので、是非、試してみてください。ホームセンターには他にも網戸を掃除する道具など、便利なものがたくさんありますので、是非お近くのお店に寄ってみてはいかがでしょうか? 住宅を施工している会社ですので、工事後のクリーニングは必要不可欠ですまた、在宅のクリーニングも行っておりますので、お部屋をピカピカにされたい方は、一度弊社スタッフまでお声掛けください。 建設工事部 榊原 -
2017.1.22
脅威的な雪
こんにちは、建設工事部の加藤です。 大寒が過ぎ、まだまだ毎日寒い日々が続きます1月14日には雪が降りましたが雪の被害など大丈夫でしたでしょうか 今回のブログでは新築計画で必要な積雪対策をご紹介したいと思います。それは屋根の雪止め金具です。雪止め金具は、屋根に積もった雪がすべり落ちないように雪を引っ掛ける部材です。引っ掛けることによって一気に大量の雪を落下させず、ゆっくり溶かします。 【雪止め金具の役割】【①落雪による被害を防ぐ】雪の重さは非常に大きく、その重い雪が屋根から落ちることによって、軒下にあるカーポートや植木などに当たれば、間違い無く破壊されます。また人の頭上に落ちれば大きなケガ、死亡につながってしまいます。【②トラブルを防ぐ】屋根からの雪が隣地境界線を越え、お隣りの敷地に落ちることもあります。そのためお隣りのカーポートなどを破損させてしまうかもしれません。被害を与えなくてもお隣りさんとトラブルに発展する場合も多々あります。 このように色々な被害を及ぼす雪です。雪止め金具によって被害を軽減しましょう年に数回の降雪地域でも、ぜひ雪止め金具の施工計画をお勧めしますご不明な点、お問い合わせがありましたら弊社スタッフまでお気軽にお問合せ下さい 建設工事部 加藤 -
2017.1.22
学校のリフォーム
こんにちは。工事部の池田です。現在は学校の改修工事をしております。 今回はみなさんも通われた学校がどのように新しくなっていくのか、ご紹介していきます。 学校の教室はとても懐かしいです。40年以上、自分も含めて何人もの児童が色々な事を学んだ教室です。少し寂しいような気がします。 教室の解体施工中です。廊下と教室の壁がなくなり、広々としています。 解体が完了しました。壁・天井を取り払い、コンクリートのみが残っています。 教室の間仕切り壁の施工中です。隣の教室に音が漏れないように配慮しています。 教室の後ろに新しいロッカーも取り付けました。 教室の床(フローリング)をきれいに研磨してます。 新しい黒板もつけて教室と廊下の完成です。 廊下もピカピカです。 新しい教室に大勢の児童が入学して、卒業していきます。たくさん楽しい思い出を作ってほしいですね。 三昭堂は住宅以外の店舗や倉庫などの工事も行っています。お店を改装したい、車のガレージを作りたいなどのご相談も承っています。お気軽にお近くの展示場へお越し頂ければと思います。 建設工事部 池田 -
2017.1.17
趣味
こんにちわ、建設工事部の川岸です。今年初の雪が降り、子供たちが雪で遊んでいるのを見るとどこか懐かしく感じますね。 平成29年になりましたが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?私は今年から新しい何か趣味を持とうと思い、今年から始めてみました。 そうです。ジオラマ模型です。子供の頃からミニカーや電車の模型が好きで集めたりしたことがありました。久しぶりに模型屋さんに行ってみたら『欲しい・・・』と思って、つい購入してしまいました。 建物の模型・・・組立キットの商品ですが、なかなかのものでした。初心者はここからスタートです。 今年は趣味に没頭する時間をつくって、新しい模型を紹介していきます。 また趣味だけでなく、新築・リフォームにも今まで以上に力を入れて、あなたの暮らしにピッタリのご提案をしています。ご相談をいつでも承っていますので、お気軽にお問い合わせください。 建設工事部 川岸 -
2016.12.24
幸栄会研修
こんにちは!建設工事部の内藤です。 師走の忙しい中、いかがお過ごしでしょうか?私は相変わらず、いろいろな現場に走り回り、時には頭を悩ませながら業務に励んでいます。今回は私たち工事部にはなくてはならない会、「三昭堂幸栄会」協力業社会についてご紹介します。 「三昭堂 幸栄会」は22年前、私が23歳の新人で三昭堂にお世話になると同時に開会をしました。その当時の協力業社さんは30社程でしたが、それから現在までにどんどん数も増え、現在、約150社になりました。 毎年、業社さんから希望者を募り、研修旅行に参ります。今年は総勢110名、大型バス3台で石川県「和倉温泉」の方に向かう予定です。私は第1回目から参加させて頂いていますが、年々参加人数も増えており、大変嬉しく思います。 パーキングの風景。 バスの車輪に番号を書き、到着時の車輪番号当てクイズなどを行い、車内を盛り上げてます。 毎年、方面の神社に向い、本年度の「工事の安全と商売繁盛」を祈願し、全員でご祈祷して頂いています。 1年の締めくくりとなる「三昭堂幸栄会総会」があり、頑張った業社さんには賞状と記念品をお渡しして、昨年度の反省点と今年の抱負をお話します。 その後の宴会では、いろいろな企画や宴会芸を行い、職人さんと我々工事部員もお互いを労いながら、一緒に楽しく過ごさせて頂いています。 毎年、業者さんから「楽しかった!是非、来年も行くよ!」と言われるほど好評で、その言葉を頂く度に、私自身それまでの苦労や大変さを忘れてしまうほど、 大変嬉しく思います。 今年も残りわずか!今回も皆さんに喜んでいただけるよう、知恵を絞って取り組んで参ります。 建設工事部 内藤 -
2016.12.18
昭和の町並
工事部の碇山です。先日、飛騨高山に行きました。 高速道路の車窓から観る山々は紅葉し、素敵な景色です。ひるがのSAでは、ホットミルクで暖まり高山の町へ。今回は、『高山昭和館』を紹介します。 昭和30年頃日本をふりかえる場所として、50歳以上の方には、たいへん懐かしくご覧になれると思います。 高度成長のころの使い捨て時代から現代へ、リデュース( Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)の時代へ代わってきました。しかし、昔の日本人としての『良いところ』を思い出して戴ければ幸いです。 工事部 碇山