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スタッフブログ・家づくりコラム
2018.11.22

理想を実現することができる注文住宅

  • 家づくりコラム

注文住宅と建売住宅

こだわりを持って家を建てたいとするのであれば、注文住宅を考える方は多いでしょう。家を建てるとするのであれば、建売住宅も方法としてありますが、同じように家を持つとしても、全く異なるプロセスを持ちます。

注文住宅とは、工務店などの住宅会社とともに家を作る方法です。建売住宅は、出来上がった家を買う方法ですので、大きな違いがあります。一般的に建売住宅は、住宅会社が自分たちのコンセプトに合わせて家を建て、これを土地付きで販売する方法です。住宅会社ごとに認可をとっている建築方法を使うため、安くあげることができる部分もありますが自由は利きません。設備などはもう出来上がっている段階ですし、間取りも出来上がっているのですから、完全に自分たちの理想通りとはならないでしょう。

注文住宅の場合は、設計の段階からかかわっていきます。自分がどんな家にしたいのか、その理想を組み込んでいくことができるため、自分の住みたい家を作ることができるようになるでしょう。内装や間取りに関しても、自分の理想を詰め込むことができます。もちろん、すべて思いの通りいくわけではありません。建築基準法に沿った建物にしなければいけませんし、構造的に問題が出てしまうようなこともあります。そこで、設計の段階から住宅会社と相談しつつ、修正を加えながら作っていくのが注文住宅といえるでしょう。

自由とは言いつつも、いろいろと違いもありますし、制約もあります。メリットばかりではなく、デメリットもあるのは間違いありません。それぞれに良さがあり、すべてがデメリットというわけではなく、とらえ方というところもありますので、自分の理想の家がどこにあるのか考えてみるといいでしょう。

 

土地に関わる問題

注文住宅の場合には、土地は自分で探すことになるのが基本です。建売住宅は、建物を売るために土地も同時に売る形になりますが、注文住宅はオーダーメイドですので、汎用的ではありません。先に作ることもできない以上、土地を見つけ、その上物として作ることになります。そのため、土地を探すという手間がかかります。

土地を持っているというのであれば、あまり問題はないでしょう。その土地の上に建てるだけの形だからです。ところが、土地がない場合には、どこかで見つけてこなければいけなくなります。しかし、土地はどこにでも転がっているわけではありません。好きな土地を選ぶことができる代わりに、土地の性質まで考えていかなければいけないでしょう。

家を建てることができる土地なのか、高さの制限はあるのか、道路からどれぐらい離れているのかなど、さまざま条件がかかわってきます。そのうえで、設計をしていかなければいけないのですから、理想をかなえるためには、何でもいいというわけにはいきません。これを自分たちで判断するのは、容易なことではないでしょう。その土地が立地条件として優れているかも判断しなければいけません。さまざまな周辺施設の問題もあります。将来的にどんな問題が出るのかも考えていかなければいけないのですから、土地探しは大変ですが、理想をかなえることができるのですから、メリットであるともいえるでしょう。

 

理想を実現するために

注文住宅は、理想が詰まっています。しかし、費用は高くなりがちであり、時間もかかることになるでしょう。自分が理想とする条件を叶えるために費用をつぎ込んでいくと、確かに納得がいくものを作り上げることができます。しかしそうすると、費用はどんどんと高まってしまうようになるでしょう。それを避けるのであれば、妥協しかありません。妥協すれば、理想とはずれていくことになるのですから、兼ね合いが問題です。

土地を別に購入するため、住宅ローンを利用する場合には注意が必要となります。ローンを組む場合には、あくまでも家を建てるために借りることになるでしょう。ところが、先に土地を購入しなければ、家を建てることができません。これが、ローンのタイミングの差になって表れます。そうなると、借り入れすることができないことが出てくるでしょう。借り入れするとしても、先行融資を受けなければならないことも出てきます。

デザイナーズ住宅のような形にすることもできますが、こうした家が決して利便性の高いものになるとは限りません。全体のバランスを崩すことにもつながり、結果として使いにくくなることも考えておかなければいけないでしょう。

それでも、注文住宅なら、施工のスタート時点からどんなことをするのかを見ていくことができます。建築の偽装が問題になる昨今では、しっかりとしたチェックができるかどうかが分かれ目になるでしょう。自分が建築の知識を持っていなくても、施主が何度もチェックしに来るということが、自然と自浄作用を作り上げていきます。手抜きをされたりしないようにするためにも、満足する家を作るためにも、チェックできる体制ということが重要でしょう。家は、一生の中で何度も作るものではありません。そのチャンスを得たのであれば、満足いくものを作るためにも、注文住宅は優れた方法となるでしょう。