来場予約 カタログ請求 会員登録 会員登録

BLOG・COLUMN

スタッフブログ・家づくりコラム
2018.11.22

注文住宅を建てるためには数多くの項目で費用が発生する

  • 家づくりコラム

注文住宅では本体工事費と付帯工事費が必要になる

注文住宅を建てる際には、本体工事費が必要なのは当然ですが、それに伴い付帯工事費も必要となります。本体工事費は、延床面積の建坪単価で割り出されます。

設計料はおおむね建築費の10%が多いようです。それに先立って、測量費と地盤調査費がかかります。建て替えの場合は、解体費が必要になりますし、確認申請費用も発生します。給排水を、新たに引き込む場合は、その費用がありますし、登記関係費用はダブルになります。住宅ローンの場合は、担保設定費用が必要になり、火災保険も必要です。

建て替えでは、これらの他に仮住まいと引っ越し費用が掛かるのは当然です。門扉やフェンス、アプローチなども費用が発生しますし、インテリア関連も新たにお金を必要とするでしょう。

これらの費用には、工務店や設計事務所との契約金もしくは申込金と印紙税・工事着手金、地盤調査費・地盤改良費と地鎮祭の費用が含まれます。支払いは着工時の前金、棟上式の時の中間金、完成時の残金は、おおむねそれぞれが3分の1のようです。一般的に工務店などの意味する工事費の坪単価には庭や駐車場などは含まれません。本体工事費は全体の75~80%と考えましょう。つまり、坪単価は建物のみに適用されるのです。

本体工事費の内訳は、基礎工事と木工事。風呂やキッチン、上下水道などの設備工事、更には照明配線やコンセントの取り付けの電気工事です。なお、屋根工事費も、外装工事費も必要になります。断熱工事は別途費用ですから、忘れないようにしましょう。なお、材料費も別途必要になります。

一軒の住宅を建てるのには、かなり広範囲にわたる費用が発生するので、事前に必要項目を漏らさずに集計する必要があります。途中で、お金が不足するような事態にならないようにしましょう。

 

注文住宅での本体工事費の内訳を見る

注文住宅には、本体工事と付帯工事、別途工事などがあります。本体工事費の内訳は多岐にわたります。

工事作業員のための、水道やトイレなどの仮設工事費用があり、基礎工事費があります。木工事費用では構造材や造作材などの加工があり、屋根や板金工事があります外装工事は、外壁のサイディングや塗り壁などと、サッシやガラス工事と防水工事があります。タイルと左官工事もありますし、断熱や気密工事もあります。木製のドアや障子、襖の加工と取り付け工事もあります。ドアノブやフック、手すりといった金物の取り付け工事、電気、ガス、電話、水道などの工事では配線と配管工事があります。

空調工事では、空調ダクトや換気口の取り付け工事が行われ、防腐・防蟻工事もあります。内装仕上げ工事は、内壁や天井に塗装やクロス貼りなどです。住宅機器設備工事もあり、風呂場やキッチン、トイレをはじめとする設備機器の工事が行われます。

つまり、注文住宅の本体工事は、単に基礎を固めて土台を固定して、柱を立て、梁で強化するだけではありません。これは骨組みであり、様々な肉付けが大きな部分を占めます。この細かい部分がきちんとなされないと、住む心地が悪くなるでしょう。もちろん、現在の耐震基準を満足させることは当然ですが、それと住み心地は別のことです。細かく見ると、ドアノブを固定するビス1本も費用に含まれますし、配線や配管での長さも費用に計上されます。多くは諸雑費として計上されるようですが、タイルなどは高額なものほど神経を使って枚数を計算します。ただし正確に測れないので、塗料はそうはいきません、

 

注文住宅での付帯工事費その他費用

注文住宅のトータル費用の内訳には、諸々の付帯工事費その他費用があります。本体工事費に含まれることもあるようですが、基本的には別途工事費になります。

ガスや水道の敷設工事と駐車場や庭などの外構工事や、住むには必要となるエアコン、照明器具、その他カーテンなどは別途費用です。この費用の目安は、全体の20%程度のようです。高低差がある土地、あるいは道路から離れていると、ガスや水道の引き込みが難しく、高い費用がかかる場合があります。

別途費用の内訳は、水道やガスの引き込み工事と、それを屋内に引き込む敷設工事は別途です。駐車場やアプローチの外構工事や石垣や植栽の造園工事、屋外電気工事や太陽光パネルを設置する特殊設備工事 、エアコンや室外機、換気扇などを取り付ける空調設備工事や、照明器具工事とカーテン工事 も別途費用です。

ちなみに、本体工事費と付帯工事費を合わせたのが建築工事費です。

更に、諸費用があります。諸経費は現金払いになります。各種税金や住宅ローンなどの手続きにかかるお金はもとより、地震保険と火災保険の保険料、引っ越し代などで、諸費用はおおむね建築工事費の7%と考えましょう。

諸費用の内訳は、登記手数料、住宅ローン保証料や物件検査手数料があり、印紙税と消費税もあります。更には、登録免許税や固定資産税のほかに、都市計画税や不動産取得税もあります。その他の費用は、少額の印紙で間に合いますが、どれか一つが不備でも住宅の取得はできませんから、十分計算する必要があります。

一軒の住宅を建てて、そこに自分と家族が住むためには、並々ならぬ手間と費用がかかります。それをクリアして初めて、自分たちが快適な生活を送れる住空間を手にする事ができるのです。道のりは長いのですが、その分新居に住むという満足感があります。