来場予約 カタログ請求 会員登録 会員登録

BLOG・COLUMN

スタッフブログ・家づくりコラム
2018.11.22

何故新築の際に地鎮祭を行うのか

  • 家づくりコラム

何故新築の際に地鎮祭を行うのか

これから住宅を注文される方の中には地鎮祭を行うべきかどうか迷われている方もいるのではないでしょうか。地鎮祭とは土木の工事を行う際や建築を開始する前に神様に安全に工事が終わるように、または建物を建てることを許してもらうために行う行事のことになります。土地には三種類の神様がいるとされています。それは氏神、産土神、鎮守神になります。氏神は住宅に住んでいる一族を守るための神様であるとされています。現在では氏神は土地も守りことから産土神や鎮守神を同一視されています。産土神は生まれた土地を守るために活躍してくれる神様になります。基本的に七五三やお宮参りの際には産土神にお参りします。鎮守神や村や国など、一定の地域を守るために活躍してくれる神様になります。このように神様に建物を建てる時は許しを請うために、安全に工事を終えることができるように地鎮祭を行います。以前から行われている行事であり、現在でも建物を建設する際や土木工事を行う時はこの行事を行うご家庭が多くなっています。

では地鎮祭が今でも積極的に行われている理由にはどのようなものがあるのでしょうか。例えば昔からの行事には何らの意味があると考えて行う方が多くなっています。少し大袈裟な話となりますが、昔から行われている行事のため、日本の文化の一つと言っても過言ではありません。当然長い間行われてきた行事のため、やる意味があると考えるのが一般的なのではないでしょうか。また、もし工事の際にトラブルが発生した時や注文した住宅が出来上がり、住んでいる時に病などにかかればあの時地鎮祭を行っていなかったからだと後悔が残る可能性もあります。不安を軽減するために工事をする前に行う方も少なくありません。

また、地鎮祭をすることによって職人の方と交流をすることができます。例えばもしこのような安全祈願を行わなければ職人と話をする機会は減ってしまいます。そのため、交流をする機会が減ってしまうので、住宅の出来上がりを見に行く時もお声をかけづらくなるでしょう。また、安全祈願の意味合いもあるため、職人さんの中には歓迎してくれる方も少なくありません。何故なら安全に工事を終えられるということは職人さんの安全にも繋がるため、職人さんの中には我々のお仕事のことまで購入者の方は考えてくれると思われる可能性が高くなります。その分、交流しやすい環境に繋げることができるでしょう。

基本的に地鎮祭は貴重な行事になります。例えば住宅を建設する方以外に行う機会が少ないでしょう。住宅を扱う業者のスタッフの中には何度も参加をしたことがある方もいるかもしれませんが、一般手の方は自分が家を建てる時だけ行う行事になります。また、人生で何度も家を建てる方は少なくなっているので、人生における貴重な経験となるでしょう。もし会社の後輩や同僚の中に注文住宅を建てる予定がある方がいればアドバイスなどをすることができます。

 

地鎮祭をするための事前準備について

通常、地鎮祭をする時には事前に準備、用意するものがあります。例えば祭壇です。祭壇の飾り方には決まりがあるので、通常は決まりに沿った祭壇を手に入れるために施工業者に手配をするのが一般的になります。

また、新品でなくても良いと思われるご家庭では盛り付けする三方や祭壇は神社で貸してくれることもあります。自宅周辺の神社に依頼をして貸してくれるかどうかお伺いしてみてはいかがでしょうか。お供え物は施主が用意することになります。一般的にはお米、お酒、お供え物、塩、水です。お米は基本的に一合用意するケースが多くなっていますが、神社によっては五合や一升を推奨するところもあります。洗米を用意するのが一般的になります。お酒は一升準備します。酒屋に行けば地鎮祭用と書かれたお酒が販売されているので、専用のものを購入するのが良いでしょう。

お供え物は海の幸や山の幸が用いられることが多くなっています。塩の量は一合です。一合は180ccということになります。水も同様に一合準備しましょう。このように準備することによって従来通りの地鎮祭を行うことができるでしょう。

 

地鎮祭のマナーや費用について

地鎮祭にはマナーがあります。例えば服装になります。服装は当然ながら、カジュアルな家着や私服などは避けるのが一般的となっています。そのため、男性であれば通常やスーツで参加することになります。

また、当日雨が降ってしまう可能性もあります。その際には現場は更地の場合が多く、ぬかるんでいる可能性もあるため、長靴での出席は可能になります。料金に関しては、実際に神社の神主に行ってもらうことになるため、神主にお礼として2万円から4万円の間で料金をお支払することになります。お札そのものを何にも包まずに裸でお渡しするのではなく、のし袋に入れましょう。その際には玉串料や初穂料と記載するのが一般的です。金額は地域や神社によって異なりますので、事前の確認をお勧めします。